オンラインカジノとコンコルド効果

2021年8月15日

時代によって、人々の遊びは変わってきていますが、最近はスマートフォンで遊ぶ人が増えてきています。
1980年代からテレビゲームが流行りだし、2000年以降もまだテレビゲームが流行っていましたが、少しずつスマートフォンが出てきてからスマートフォンのゲームを楽しむ若者が増えました。
サラリーマンぽい人でも、電車の中でスマートフォンでゲームをやっている光景や、会社の休み時間にスマートフォンで熱心にゲームをやっている姿を見る人を多いかもしれません。
ゲームならば良いですが、さらに賭け事に手を出す人がいます。
日本人の何割かは、賭け事に夢中になっておりそこにたくさんのお金を費やしがちです。
最近は賭け事にもいろいろな種類のものが出てきましたが、海外発祥のもので注目されているものがオンラインカジノと呼ばれています。
オンラインカジノは、いちどは聞いたことがあるかもしれませんが、アメリカなどで行われているカジノが原点となっているわけです。
日本人がこれを行うとなれば、海外まで行かなければいけません。
海外旅行に行く際に、観光地の1つとして寄っていくケースがあるかもしれません。
一方で日本国内でこれができるかと言えば、まずできないと言って良いでしょう。
何故かと言えば、法律で禁止されているからです。
法律で禁止されているため、もしそのような場所があったとしても、決して行かないことです。
何故かと言えば、処罰される場合運営している側だけではなくそこで遊んでいる人も一緒に処罰されるからです。
このように考えれば、カジノをするにしてもオンラインだけに留めておいた方が良いでしょう。
オンラインで行う場合には、法律的な制限はほとんどありません。
そもそも海外で主催している会社のためです。
つまり、日本の会社で主催しているケースはないといえます。
これから法律が変わり、日本国内でも主催会社が出てくる可能性もありますが、2022年の段階ではそのような会社はないと考えて間違いありません。
そのため、日本の主催会社があると言っている人がいる場合、それは嘘の情報の可能性が高くなります。
本格的にオンラインカジノ初めに場合には、いくつかの注意をしなければならないところです。
具体的な内容の1つは、いくらぐらいお金を使うかです。
これに関してはその人の懐事情によって変わるわけですが、間違えてもそれだけで生計を立てようなどとは考えないことです。
最近は、オンラインのカジノで副業をしたいと考えている人がいます。
確かに稼ぐことができるかもしれませんが、安定した収入には決してなりえません。
例えるならば、株式投資やFXで副業のお金を稼ごうとしているようなものです。
この方法は確かに間違いでは無いかもしれませんが、実際に稼げるかどうかは別の話と言えるでしょう。
つまり、うまく稼ぐことができないケースがほとんどであり、逆にお金を減らしてしまいかねません。
それにもかかわらず、なぜ稼ぐことができるかと勘違いしてしまうかと言えば、成功している人のニュースがあるからです。
例えば、インターネット上のニュースサイトなどを見たとき、オンラインのカジノを紹介されておりそこでかなりのお金を稼いだと言う人が出てきたとします。
その人に話を聞いたところ、このようにすれば勝ち組になれるなどと言われそれを信じてしまう人もいるでしょう。
もちろん、取材を受けた人が嘘をついているわけではありませんが、あくまで再現性がなければ意味のない話です。
そして大抵の場合、賭け事で勝つことは再現性がありません。
つまり、真似しようと思っても真似することができないことがほとんどです。
そして、実際にはじめてみたはいいものの、なかなか勝てずにお金ばっかりが減ってしまう可能性もあるでしょう。
確かに還元率が高いため、すぐにお金がなくなると言う事はありませんが、じわじわと首を絞められるように手持ちのお金が減っていくことを体験することになるわけです。
このような状態に陥るのは、負けを取り戻そうとする心理が人間にはあるからです。
よくギャンブル依存症の人がなかなかお金をかけることを止められず、しまいには借金をしてしまうケースがあります。
このような状態に陥るのは、客観的に見て馬鹿らしいと感じるものです。
しかし、本人は必死でギャンブルでお金を取り戻そうとします。
なぜそのようなことを考えるかと言えば、人間の心理的にコンコルド効果と呼ばれるものがあるからです。
コンコルド効果とは、わかりやすく言うとなくしたお金を取り戻そうとする心理のことです。
例えばギャンブルで50,000円のお金を使った場合、そのお金を取り戻そうと躍起になるいますがこれが正しくコンコルド効果です。
そして取り戻せる確率はかなり低いと言えるでしょう。
なぜなら、劣勢の状況をひっくり返せるほどの能力がある人はほとんどいないからです。
負けに負けを重ねる前に、客観的にコンコルド効果が存在することを認めることです。